Nxxkx’s blog

ヴァンガードやってます。Twitter→@xxx_nxxkx

【“Timmy, Johnny, and Spike”について】

この記事はMTGwikiの

Timmy, Johnny, and Spike

をVGPが読めるように嚙み砕いたりしたやつです。

ではどうぞ!


『Timmy(ティミー)』
『Johnny(ジョニー)』
『Spike(スパイク)』

とはR&D(MTGを作っている会社の事業部の一つ)が、カード開発のターゲットとなるユーザーのタイプを3つに分けて定義したもの。
サイコグラフィック(顧客の心理的特性)という広告販売での考え方を応用している。

元々はMTGをプレイする動機を理解し、カード開発の助けにするため作られたもので、

「何を求めてゲームをプレイするか?」

「どんなカードを好むか?」

によってプレイヤーを分類しようというものである。

ステレオタイプな人物に仮託して説明する場合が多いが、本来はMTGが持つ多彩な動機を分類し説明しようというものであり、実際のプレイヤーが必ずどれか1種に当てはまるというものではない。

———-
※ステレオタイプとは、判で押したように多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの類型・紋切型の観念である。
———-

よってティミー/ジョニーといった風に組み合わせて傾向を説明することや、平時はティミーでないプレイヤーが極めて興奮を誘う局面に出会ったその瞬間だけティミー的な楽しさに心を奪われるということも、自然にあることである。

1.ティミー、ジョニー、スパイク

《ティミー/タミー》
ヴァンガードに楽しい体験を求めるプレイヤー。
何かを達成することではなく、プレイそのものから得られる興奮や快感を求めていて、分かりやすく派手な能力・効果を持ったカードを好む。
ティミーはプレイの目的を設定する必要がない。ティミーにとってはプレイの瞬間に得られる体験そのものが目的なのだ。
(3捲ってガードぶち抜けたらそれだけでいいよね、楽しいよね)

ティミーはコスト・パフォーマンスに頓着しない傾向があるが、これはティミーがコストを勘案できない初心者だということを示すのではない。
単にティミーにとってはそのコストよりも、それをプレイできた時の楽しさの方がより重要だというだけである。
(オーバーロードリバースとかメガブラストとか使ったことある人はわかってくれると思う)

この分類はプレイヤーとしての能力ではなく、本人がヴァンガードに求めることに拠っている。
初心者はティミー的な楽しみを求めることが多いというのが事実でも、逆は真ではない。

☆ティミーのサブグループ
ティミーの場合、これは彼が求める「楽しさ」が具体的にどんな楽しさなのかでグループ分けができる。

「パワー・ゲーマー」
アバレカードや壊れカードで対戦相手をぶちのめしたい。
ステレオタイプなティミー。
(強いカード使うの気持ちいい人)

「ソーシャル・ゲーマー」
親しい友人と一緒に遊びたい。
多人数戦やハウスルールも好んで使う。
(オフ会でタッグファイトとか特別ルールとかで楽しめる人)

ダイバーシティ・ゲーマー」
未体験のゲームを体験したい。
新しいデッキ、新しいセット、新しいフォーマットを次々と求める。
ジョニーと異なりこの動機は単に「やったことがないことは楽しい」という思いからくる。
(体験会とか新クランとかシステムとか出たらめっちゃワクワクして触る人)


「アドレナリン・ゲーマー」
予測を裏切るゲームがしたい。
コイン投げや今引きに左右されるゲームを好む。
(初見殺しとかダイカイザー…いいよね…)

《ジョニー/ジェニー》
ヴァンガードで自己表現をしようとする想像力あふれるプレイヤー。
新しいデッキやコンボを自分で創造しそれを披露することを求めていて、変わったコンボを作れるカードや用途の広いカード、逆に有効に利用することが非常に困難なカードを好む。
ジョニーにとってヴァンガードが持つゲームとしての自由度の高さが何より重要となる。
それが自らの個性を表現する道具になるからだ。
(クランファイトになってからちょっと減ったよね 【ぬばケード】って知ってる???)

最も構築との結び付きが強いプレイヤーと言えるが、必ずしも構築でなければジョニー的なプレイができないということではない。
プレイスタイルそのもので斬新さを見せつけられればそれもジョニーなのだ。
(ぬばたまでも残影メインが好きだったり修羅忍竜が好きだったり)

☆ジョニーのサブグループ
ジョニーの場合、表現をどのような形で行うかによって分けることができる。

「コンボ・プレイヤー」
新しいコンボを発見して、それを皆に見せたい。
ステレオタイプなジョニー。
(起源主張したがるタイプの人とは似てるようで違う 最大何パンできるか試行錯誤するタイプの人)

「オフビート・デザイナー」
例えばG1速攻やG2主体で戦うデッキなど、突飛な発想に基づくデッキを構築したい。
コンボ・プレイヤーが隠されたコンボを探す探検家ならば、こちらは発明家だといえる。
(エクストリームファイターがこの辺)

「デッキ・アーティスト」
例えば特定のテーマを体現したデッキや、ストーリー(漫画やアニメ)を再現したデッキなど、構築方法そのものが創造的なデッキを作りたい。
(ファンデッキって言いかたが一番合うんかな?)

「ユーバー・ジョニー」
非常識なこと、他の誰もやらなかったことを実現することで個性を示したい。
紙を実戦の場に引き上げることなどが筆頭である。
(こんな紙切れ使わねーよってカードを刃に変えちゃう人 かもねちゃんって言ったやつ表でろ)

《スパイク》
ヴァンガードに困難な挑戦を求めるプレイヤー。大抵はトーナメント志向である。
勝つこととそれによって自分の能力を証明することを求めていて、カードパワーの高いカードや、より高いプレイングスキルが求められるカードを好む。
(カオブレ難しいよね)

ゲームの本質が取り組みがいのある課題を提示することにあるならば、スパイクこそがその達成に正面から取り組んでいるゲーマーだといえる。
ティミーで言ったことと鏡写しになるが、トーナメントプレイヤーの多くがスパイクであるからといって、大会に参加しないカジュアルプレイヤーの中にスパイクがいないということにはならない。
(ここ重要)

より強い相手との、より多くのゲームに勝利することが最も一般的なスパイクの目標になるが、自らの能力を示せるならば勝利以外の要素もスパイクの目標になりうる。

☆スパイクのサブグループは、具体的に何に挑戦し何を勝ち取ろうとしているかという点で分けることができる。

イノベイター
誰よりも早く「壊れたカード」を発見し、次のメタゲームを支配するデッキを生み出すことを目指す。発売当時安かったけど数日で高騰するカード等、容易には強さを見抜けないパワーカードがまさに彼ら向けのカードといえる。
(たまにあるよね)

デッキビルダーとしてジョニーと違うのは、イノベイターは一番乗りを目指すのに対し、ジョニーは新奇さや個性を求めていること。
(処女厨多そうだよね)

☆スパイクのサブグループ

「チューナー」
いわゆるデッキチューナー。
既知のデッキをパーツ選択や枚数調整によって最適化し、誰よりも完成されたデッキを目指す。
(テンプレ構築とか生み出したり、カードの採用理由ちゃんと言える人)

「アナリスト」
メタゲームに注目し、仮想敵となるデッキを洗い出すことで、その環境で最適のデッキを見つけることを目指す。
特にサイドボード戦略に注力する事が多い。
(ヴァンガードはサイド無いけど、トリオとかの使用デッキ分析上手い人がこれ)

「ナッツ・アンド・ボルト」
プレイングを磨き、ミスを極力無くすことで他プレイヤーと差をつけることを目指す。
(こういうやつはマジで強いよね 名前美味そうだよね)

2.ヴォーソスとメルヴィン

上記の3つと異なる観点からの分類で

『ヴォーソス(Vorthos)』
『メルヴィン(Melvin)』

という定義もある。
これが分析するのはヴァンガードを遊ぶ動機ではなく、ヴァンガードのどこに注目するか、何を高く評価するかという価値判断であり、ティミーらとは分類の軸が異なる。
この観点はゲームのプレイと直結しないため、コアなヴォーソスやメルヴィンであっても、プレイに割く時間が少ない(読み物や、ルール談義など、ゲームの外の行為に長い時間を割く)ということもありうる。
(VGルールオタク….ウッ頭が…)

ヴォーソスとメルヴィンはものの見方としては対極にあり、ヴォーソスはカードから「総体的に何を感じられるか(直観)」を重視し、一方、メルヴィンは「分析して何を考えられるか(思索)」に重きを置いている。

《ヴォーソス》
カードの持つ雰囲気やフレイバー、コンセプトなどが大好きで、イラストやキャラクター、ストーリー、小説、背景世界、アーティストなどにこだわりを持つタイプ(ある種のコレクターも含む)。
(ユニット設定好き、わかる)

興味の対象や判断基準は個人によって異なることがあり、あるヴォーソスにとってのお気に入りが別のヴォーソスにはそうでない場合もある。
イラストも綺麗/可愛い上にストーリーでも重要な役割だったりするような、トップダウン・デザインとして完成されたカードがまさにヴォーソス好みのカード。

《メルヴィン》
カードの機能や相互作用、メカニズム、複雑なトリックが大好きで、ルールに則ったパズルを解いたり、詰めマジックを考案したり、現行ルールでは答えの出ないルールの穴を見つけて議論したり、といったことなどに喜びを見出すタイプ(「なぜそんな無駄なことを考えるのか?」といった無粋な疑問は持たない)。コンボ好きな点はジョニーと親和性が高い。
(これもエクストリームファイターが多そう、何パンマンとか)

オデュッセウスとかダーヴァインのような、メカニズムが無駄なく噛み合ったカードがメルヴィン向けのカードとされる。
(ギアクロの連パン機構に魅入られやすい人これじゃない???)

ヴォーソスとメルヴィンは概念としては対照的だが、これはあくまで極端な例であり、現実のプレイヤーには、『メルソス(Melthos)』というべき、場面場面によってそのどちらも好む中庸タイプが多くいる。

3.ハットトリック

ハットトリック(Hat Trick)』

ティミーもジョニーもスパイクも気に入るようなカードをハットトリックと言う。
例となるカードは、ドラゴニックオーバーロードシリーズやブラスターブレードシリーズ等。
(要するにいろんな人に人気なカード)